ありがとうの魔法~感謝で願いを叶える方法~

感謝することを知らない人生
感謝することを知らない人生と、逆に感謝することを習慣にしている人の人生はどう違うのでしょうか。
私が感謝を習慣にしていない時代のことです。
私は誰かに何かをしてもらったら感謝するものだ。それで十分だと思っていました。
誕生日にプレゼントをもらったら、「ありがとう」と言っていましたし、席をゆずってもらったら「ありがとう」と言っていたので、
私は確かに、自分は感謝する人間だと思っていたのですが、
本当のところ私はちっとも感謝する人間ではなかったのです。「感謝する」という意味を本当には理解できていなかったからです。
何かをしてもらったときだけ感謝をする、時々するだけでは、感謝に満ち溢れた人ではありません。
そんな私の人生は、いつもギリギリの生活でした。
自分の意にそぐわないことがあれば怒り、嫌いな人がいればケンカをし、
それでもいつかは夢が叶い報われるのではないかと、期待をしていました。
頑張っていれば少しは報われることはありましたが、また元にもどりました。
体は健康でしたが、疲れやすく、やりたいことをおもいきりやるというエネルギーがあまっていませんでした。
私は、ただ一日を生き延びることに精一杯で、楽しいとか充実しているという感覚を味わえることができませんでした。
イヤなことから逃げ続けて、つねに自分の居心地のいい場所を求め続けてさまようような人生でした。
そんな底辺の時期、私はアメリカに住んでいたのですが、
アメリカの古本屋で「ありがとう」と大きく書かれた本を見つけました。
そこには、ありがとうと笑顔で人生が変わったという体験談が書かれていました。
私はその本で気づかされ、その日から感謝を実践するようになりました。
すると、私をとりまくすべてが変わり始めました、私が感謝すればするほど、色々な奇跡が起こるようになったのです。
嫌いな人の態度が変わり、生きるためにしていた仕事が辞められ、感謝する対象がどんどん引寄せられてくるようになったのです。
一番の奇跡は、大好きな映画に出ていた俳優と仕事ができたことです。
「結婚したら幸せになる」「お金持ちになったら幸せになれる」と思って、それだけを追いかけて達成しても、自分自身が感謝できなければ、幸せにもなれなければ、なにも変わらないんだ。ということに気がつくでしょう。
もちろん、買いたいものは買えるという便利な面はあるかもしれません。
欲しいものを買えたとしても、嬉しいのは最初のほうだけで、後に飽きてしまったり、実際手に入れてみたら使い心地が悪かったなど、そんなこともあると思います。
欲しいものが買える、お金だけがあったとしても、心が幸せでなければ本当に幸せとは言えません。
「毎日、接客でありがとうと言ってるのにまったくいいこと起こりません」と言う人がいますが、本当に心から「ありがとう」と思えているのでしょうか。
感動するくらい心から「ありがとう」と思えたとき、引寄せるものが変わってきます。
感謝を実践する最終的な目標は、できるだけ意識的に感謝を感じるようになることです。
感情の力が人生に魔法が起こるのを加速化するからです。ニュートンの法則は、あなたは与えるものとおなじ量を受け取るというものです。
つまり、あなたが感謝の感情を増やせば増やすほど、人生にもたらされる結果はその感情と同じだけ大きくなるのです。
あなたの感情が本物であればあるほど、感謝もそれだけ心からの誠実なものになり、人生も早く好転します。
感謝を実践するのにはさほどの練習は要りませんし、また、それを日々の生活に取り入れるのはとても簡単です。
また、なにか良いことが起こすために感謝するという期待はやめた方がいいでしょう。
何かいいことが起こるために感謝をしていると、今日はいいことがあった、とか何も起こらなかったとか、一喜一憂してしまいます。
そうなると、波動が上がったり、下がったりするので、一向にプラスのエネルギーがたまらないのです、
そうではなく、エネルギーは下げずにいてもらいたいのです。
感謝は自分のために、自分の気分がよくなるためにやるんだという目的でやることが大切です。
多くの人は、「あれがイヤだ」「あの人とは合わない」と言って、人間関係を断ち切り、場所を変えて自分の居心地のよくなる場所を探します。
その場所から逃げたとしても、次に行ったところでも、何度も同じような人や出来事が起こってしまうでしょう。
その出来事を受け入れて、終わらせなくては何度でも同じような目にあってしまうのです。
引寄せる出来事を変えるには?
引寄せる出来事や物や人は、自分の「言葉、行動、思い」で変わっていきます。
未来に起こる出来事は、自分が今、出している波動(エネルギー)が出来事となって返って来ているだけです。
言い換えると、自分が出している波動(エネルギー)しか返ってこないのです。
ですから、なんでいつも愛されないんだろう?と思うのなら、自分が愛情を与えること、感じることなんです。
欲しかったら、自分が与えるのが先です。
もらったら返すではなく、自分が今すぐ愛を与える、愛を感じること。
たとえば、まわりに明るくふるまうサービス精神旺盛の人は運がいいようなことばかり起きますが、
それも愛を与える行為です。あとは何かを純粋に愛おしいと思う感情を思う存分感じるなど。
愛を感じることを見つけていってみてください。
【ありがとうのエクササイズ】
1、意識して魔法のことば「ありがとう」を思い、そして、口に出して下さい。
2、「ありがとう」と意識的に気持ちを込めて言えば言うほど、より多く感謝を感じます。
3、意識的になるべく多く感謝し、その気持ちを感じていれば、それだけ多くの豊かさを受け取ります。
あなたの夢はなんですか?
感謝のエネルギーを、具体的にイメージしながら向ければ、そのイメージは現実に起こります。
そのためには、自分は何が本当に欲しいのかをを明確にしてください。
コンピューターの前にすわるか、あるいは、ノートとペンを持って座り、あらゆる面で一体自分は何を欲しているのか、リストを作成してください。
人間関係や職業、金銭事情や健康など、重要なことについて、自分はどうなりたいのか、何をしたいのか、何が欲しいのか、詳しく考えてみてください。
どれだけ詳しくても、特定されたものでもかまいませんが、大切なのはそのリストを作成することです。
それをどのように実現するかは考える必要は。「実現の方法」については、あなたに代わって感謝が魔法を起こしてくれるからです。
もっと仕事や夢にみた職業に就きたいのにあれば、それがどのようになって欲しいのか良く考えてみましょう。つまり、自分にとって何が大切なのか、考えるのです。
たとえば、どんなタイプの仕事がしたいか、仕事でどのように感じたいのか、どんな会社に勤めたいのか、望ましい職場の同僚、希望する勤務時間や場所や給料額などです。仕事で何を手に入れたいのか明確にして、詳しく書いてみましょう。
子供の教育のためにお金が欲しいのであれば、入れたい学校はどこなのか、そして授業料、教育費、食費、衣服代、交通費などを含めた教育費を細かく考えて、必要なお金が正確にいくらかなのか理解しましょう。
完璧なパートナーが欲しいのであれば、その人の性格を詳しく書き出してみましょう。人間関係を浴したければ、今の問題点とそれをどう変えたいのかをくわしく書いてみましょう。
もっと健康になり、体を鍛えたいのであれば、どのように改善したいのかをくわしく書いてみましょう。
素敵な家が欲しければ、各部屋について詳しく書いてみましょう。
自動車や衣服や電化製品などで特定の材料や素材のものが欲しいのであれば、それを書き出してみましょう。
試験に合格する、学位をとる、スポーツで目標を達成する。
音楽家、作家、医師、科学者、あるいはビジネスマンとして成功するなど、何か達成したいのであれば、それをなるべく詳細に書き出してみましょう。
自分の夢をずっと持ち続けるためには、決して時間を惜しんではいけません。一生リストをつねに新しく時間をもつように、私は強くおすすめします。
ささいな事も大きなことも、今この瞬間、今月、今年、自分は何が欲しいのかを書き出してみましょう。
欲しいものがでてきたときはそれをリストに加え、逆に何か実現したときはそれをリストから消しましょう。
欲しいものが明確になったら、もうすでに手に入ったときのことをイメージして心を込めて「ありがとう」と言いましょう。
そして次に自分の持っているものや自分を豊かにしてくれるものに心から「ありがとう」と言いましょう。
もっといい物が欲しいと思っても、それでも今使えているだけでもありがたくはないでしょうか。
そういうものに存分に「ありがとう」を感じるのです。
今あるものを感謝して使っていると、不思議ともっといい物が入ってきたり、お金でいうともっと増えて返ってくるようになります。
「朝起きたら、朝の光や自分の生命と力に感謝しないさい。食糧や生きる喜びに感謝しましょう。もし感謝する理由が見つからなければ、それはあなたが悪いのです」
テクムセ(1768~1813)ショウニー原住民のリーダー