なぜ男性は一緒にいたがらないのか?

「やっと会えた!」とワクワクしながらデートしているのに、
一緒にいても楽しそうじゃないし、すぐに帰ろうとするのはナゼ?
「自分のこと好きじゃないのかな?」だったら、「なぜ別れようと言わないのかな?」
などと、相手の態度が嬉しそうに見えなければ、
自分といても幸せじゃないのかしら?と不安になってしまうことがあるかもしれません。
ですが、男性が彼女と一緒にいたがらないのは、好きじゃないからではなく、仕事や他のことにも心がとらわれてしまっているからです。
男性の中でも、いつも好きな彼女と一緒にいたい。と思う人も中にはいるでしょうが、仕事を大事にしていたり、何か目標をもっていたりすると、すべて恋愛だけを考えるということはできないでしょう。
女性でも、自分で会社をやっていたり、日々切磋琢磨していて、何か目指しているものがある場合人は、たとえ好きな人と一緒にいれたとしても、やりかけの仕事や心配事を思い出して、好きな人と一緒にいることにおもいっきり楽しめない。ということがあると思います。
筆者は女性ですが、たとえ好きな人と一緒にいられたとしても、仕事でトラブルに巻き込まれたときは、心ここにあらずの状態になったり、一人になって考えたいと思うときあります。
何か、「こんなことしている場合ではない!」というような焦りの気持ちがわいて、落ち着かないのです。
最近では、女性の活躍が目立つので、好きな人でもいつも一緒にいなくてもいい。と思う方が多くなってきた気がします。一人の時間が欲しいと思うのは女性の方が多くなってきているのかもしれませんが。
それはさておき、男性が好きな女性といつも一緒にいたがらないのは、好きな人と一緒に過す時間がすべてではないからです。
好きな人と一緒に居る時間は、遊ぶ時間。社会と関わっている時間は、仕事の時間。
どうしても、二つの時間の存在を考えてしまうのです。
好きな人と一緒にドライブに行くのも遊びの時間。
二人で一緒にいながら、雑誌やニュースを見ていても、遊びの時間。言いかえれば、休んでいるのと同じなのです。
突然に、彼女がいない場所で男同士飲んでいるシーンを思い出して、「今頃みんなで飲んでいるんだろうな」と、
うらやましく思ってしまうこともあるでしょう。
極端な言い方ですが、好きな人と一緒の時間は、なにも成長していない時間。
社会的なことは活動はしていなくて、何も生み出していないのです。つまり、社会的な接点がないということです。
ですから、長い時間一緒にいても、すぐに社会的な接点をもたなくてはいけない、と思ってしまうのです。自分自身に脅迫しているような状態なのです。
今すぐ社会活動しなくちゃダメだ!と何か遅れをとっているような、取り残された感覚になり不安を感じてしまうのです。
好きな人とは一緒にいたいと思うものの、それだけに没頭していられません。
ふとした瞬間に今働いているであろう仲間のことや、仕事で何かトラブルが起こっていないかなどと、思いを巡らせてしまうこともあります。
彼女といる時間がつまらないわけでもなんでもありません。ただ、社会活動をしているときの自分の意識が強いだけなのです。
男性が弱くなった、女性が強くなった、と言われる昨今ですが、そういうことではなく意識を向ける先が変わったからではないでしょうか。
「いつもだれかと一緒にいる」というだれかに依存するのではなく、
たとえお付き合いしていようと、結婚していようと、お互い自立して生きる人が増えてくるのではないかなと思います。