親との関係と向き合うと何が起きるのか

両親との関係は、「恋愛やお金」の問題としてあらわれることがあると心理学などで言われています。

私は両親とは向き合わないで、自分が良くなる方法ばかりを考えていました。まだ私の心の中はその段階ではなかったので、避けていたテーマだったからです。

ある程度、心が整って、人生が良くなってきたと感じるようになり、もっと良くなるように変わるにはどうすればいいのかと考え始めた頃。

今まで避けていた「両親と向き合うこと」に手をつけることにしました。

これをすることで一体何が良くなるのだろう?と実験もかねて。

まず、母親に対して思っていることや、子供のときのイヤだったことなど。すべて書き出しました。書いてると、あれもこれもとどんどん出てくるので、出し尽くすまで書きました。

怒りを感じながら、思いつく限りを紙に吐き出しました。

思いつく限りを書いたら「陰」が極まったのか、「陽」の事ばかりを思い出すように思考がシフトしていきました。

「でもこんな楽しいこともあったよね」というふうに、

遊びに連れて行ってくれた思い出も、優しくしてくれた思い出もありました。意識が「陽」の思い出の方に向くと、最後はいい気分になって終わりました。

そして自分は結局のところ親を過度に期待をしていた、ということに気が付いたのです。

心の底では、「親たる者は、賢くて優しくて、尊敬できる存在でなければいけない」親はこうあるべき!というような思い込みがあったのです。

親の尊敬できないような部分を見る度に、それを上から目線でバカにするように眺めていたのです。

それに気が付いたとき「親だってふつうの一般庶民と同じなんだ」「心の勉強をしている専門家でもなんでもないんだ」と思い込みを改め納得しました。

同様に父親についても思いを書き出していたら、同じように「陰」が「陽」にシフトし同じ思い込みを発見したのです。

また同じパーターン。「陰」極まれば、「陽」に転じます。自然の法則です。

親に対する思い込みを改め「父親だってふつうの人間と同じ弱い人間なんだ」と心底納得できるまで続けました。

すると、体調に変化があらわれたのです。

日頃から感じる「負」の感情。イライラしたり、ふとした瞬間におそってくる落ち込む感情がほとんどなくなってしまったのです。

これは思ってもいなかった副産物です。私は人間関係やお金に関することに変化が出てくると思っていたから。

体調などは、ホルモンとか栄養のせいにして、サプリや漢方を飲んだりしていましたが、効果はあまり感じたことはありません。

それはそのはず。原因が「親との関係」なのでサプリをとるのは、的外れですよね。

むずかしいことは、親との関係を改善するといっても、コミニュケーションがどうしてもとれない親もいますよね。直接思いを伝えたりなどと、私はムリしなくてもいいと思います。

理想では仲良くなった方がいいのはわかるけれど、どうしても話が合わない親っていますからね。

まずは過去の思い出と向き合って、自分を癒す。それが一番。

今でもイライラの感情も落ち込むような感情もほとんどありません。

避けてる部分と向き合うと、私みたいに意外な部分が改善されて、これとこれがつながっていたのかと、新たな発見があるかもしれませんよ。

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